結論:見られるのは「AI製かどうか」より「露骨かどうか」と「量産かどうか」
成人向けの話題をAIで記事や画像にする場合、SEOで効いてくるのは3つの公式ルールです。セーフサーチによる露骨なページの絞り込み、検索スパムに関するポリシーの「大量生成」、そしてGoogleのパブリッシャー向けポリシーによる広告の禁止と制限です。
このページは、AIの成人向け機能を解説する記事を書く人や、成人向けの画像・文章を扱うサイトを運営する人に向けて、Google検索セントラルとGoogleのポリシーのヘルプで確かめた点だけをまとめます。露骨な表現の作り方は扱いません。
セーフサーチは露骨かどうかを自動で判定する
Google検索セントラルの「SEO Guidelines for Explicit Content」(2026年9月17日更新)によると、Googleはテキスト・画像・動画を含めて、露骨なページを自動で検出するアルゴリズムを持っています。セーフサーチがオンの検索では、そうしたページが結果から外されます。
判定は機械学習を使った自動の仕組みで行われる、と説明されています。AIで生成した文章や画像かどうかは、判定の条件として書かれていません。
つまり、人が作っても生成AIが作っても、露骨な内容であれば同じように絞り込まれると読むのが公式文書に沿った理解です。「AI生成だから見逃される」「AI生成だから別に罰せられる」のどちらも、このガイドラインからは読み取れません。
露骨なページが混ざると、サイト全体が絞り込まれることがある
同じガイドラインは、露骨なページと一般向けのページが同じサイトにある場合、Googleのシステムがサイト全体を露骨だと判断し、セーフサーチがオンのときにサイトごと絞り込む可能性があると注意しています。
そのうえで、露骨なページは別のドメインかサブドメインにまとめることが勧められています。ドメイン名に「explicit」のような語を入れる必要はない、とも書かれています。
AIの成人向け機能の規約を説明するだけのページ(このページのように露骨な描写を含まないもの)と、成人向けの画像や文章そのものを載せるページは、同じサイトに置かないのが安全です。
露骨なページに付ける目印(rating)と動画の扱い
露骨なページは、次のメタタグで知らせることができます。
<meta name="rating" content="adult">
付けるのは露骨なページだけにします。規約の解説や安全の注意のように露骨でないページにまで付けると、自分から絞り込まれにいく形になります。
動画サイトマップを使う場合は、家族向けかどうかを示す項目を、露骨な動画にだけ「no」と書けば足りるとガイドラインは説明しています。
また、取得できないコンテンツは利用者にとって危険がある可能性があるとして、Googleがそのページの順位を下げたり絞り込んだりすることがある、とも書かれています。画像や動画をクロールできない状態のまま公開しないことが大切です。
誤って露骨だと判定されたと思う場合は、ガイドラインからたどれるトラブルシューティングの案内で、判定のされ方を確かめる方法が示されています。
AIで成人向けの記事を量産すると「大量生成」のスパムに当たる
Google検索のスパムに関するポリシー(2026年8月28日更新)は、主に検索順位を操作する目的で多くのページを作ることを「scaled content abuse(大量生成されたコンテンツの不正使用)」としています。
例として挙げられているのは、生成AIなどのツールで利用者に価値を加えずに多くのページを作ること、そして複数のページの内容をつなぎ合わせて価値を加えないことです。
話題になった「AIのアダルトモード」のような言葉で、製品名だけを差し替えた同じ解説をいくつものページやドメインに置くのは、この例にそのまま当てはまる形です。製品ごとに書くなら、その製品の規約の原文と実際の挙動を確かめて、ページごとに違う中身にする必要があります。
見出しで「解禁」「無制限」のように公式が発表していないことを言い切るのも避けます。公式の発表と、記事を書く側の予想は分けて書きます。
広告:露骨な内容は収益化できず、露骨でない性的な話題も広告が減る
Googleのパブリッシャー向けポリシーは、性的に露骨なテキスト・画像・音声・動画・ゲームを含むコンテンツの収益化を認めていません。同意のない性的な内容(作り物か本物かを問わない)や、子どもを性的に搾取する内容も禁止されています。
露骨でなくても、裸を含む内容、性的に挑発的な内容、性的な商品の宣伝、性風俗の娯楽についての内容、性的な行為についての助言などは「パブリッシャー向けの制限」に入ります。制限の付いたコンテンツは、入札できる広告の出どころが少なくなります。
AdSenseで収益化したいサイトでは、成人向けの話題を扱うページを、規約や安全の解説のように露骨でない内容にとどめることが前提になります。
公開前に確かめること
- そのページは露骨な内容か、規約や安全の解説かを先に分ける。
- 露骨なページは別のドメインかサブドメインに置き、ratingのメタタグを付ける。
- 規約の解説ページには、露骨な画像や描写を載せない。
- 製品名だけを差し替えた同じ記事を、複数のページやサイトに置かない。
- 公式が発表していない機能名や「解禁」を、見出しで言い切らない。
- 広告を載せるページで、パブリッシャー向けポリシーの禁止と制限に当たる内容がないかを見る。
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よくある質問
AIで作った成人向けの画像は、AI生成という理由で検索から外されますか?
公式のガイドラインで判定の対象として書かれているのは、露骨かどうかです。AI生成かどうかは条件として書かれていません。
規約を解説するだけのページにもratingのタグは要りますか?
要りません。ratingのメタタグは、露骨なページだけに付けます。
同じ内容の記事を複数のサイトに置くとどうなりますか?
価値を加えずに多くのページを作ることや、複数のページの内容をつなぎ合わせることは、スパムに関するポリシーで大量生成の例に挙げられています。
成人向けの話題のページにAdSenseの広告は付けられますか?
性的に露骨な内容は収益化できません。露骨でない性的な話題も制限の対象になり、配信される広告が少なくなることがあります。
確認した公式資料
- Google 検索セントラル:SEO Guidelines for Explicit Content(2026年9月17日更新)
- Google 検索セントラル:Spam policies for Google web search(2026年8月28日更新)
- Google Publisher Policies(パブリッシャー向けポリシー)
- Google Publisher Restrictions(パブリッシャー向けの制限)
いずれも2026年10月16日に確認しました。ポリシーは更新されるため、公開前に最新版を確かめてください。